2008年 05月 07日
昨日初めて世界遺産・熊野古道「馬越峠」を歩いた。 お天気に恵まれた連休最後の日で、かなりの人が訪れていた。 先ず目に飛び込んでくるのは石畳の道。 スギやヒノキに囲まれて何処までも続く。 道の途中にあった「夜泣き地蔵」 谷水の流れる所にトンボが居た。 大きな石を抱き込んだ樹。 歩き始めてから峠までは約1時間と少し。 峠に着くと尾鷲市の町並みが目の前に広がった。 ジッと見つめていると娘達の家を確認する事が出来た。 ここでノンビリお弁当を食べた。 どんな高級レストランで食べる食事よりも、ここで食べたオニギリが美味しく感じた。 女房が「お父さん、電話してから手を振ろうか」 「見える訳がない」 馬越峠を下りると娘達が通っていた高校の先生ご家族が経営する「山帰来」(さんきらい)へ寄ってジュースを飲んだ。 テラスも素敵でノンビリ出来た。 私が飲んだのは自家製ヤマモモのジュース。 色が綺麗でとても美味しかった。 大木を長椅子にしてあった。 夢に見た花 古道を歩いている途中に見つけた。 ギンリョウソウ(銀竜草) 腐生植物。 別名ユウレイダケ。 殆どの人は気付く事無く通り過ぎていくだろう。 薄暗い羊歯の中にヒッソリと咲いていた。 この花を見る事が出来ただけでも馬越峠に来た甲斐があった。 腐生植物と寄生植物の違い 腐生植物とは、種子植物の内で植物体に光合成する能力がなく、菌類と共生して栄養素を得て生活するものを指して呼ぶ言葉。 代表ウ的な植物がギンリョウソウ。 寄生植物とは、他の植物に寄生して栄養分を吸収して生育する植物。寄生根と呼ばれる特殊化した根で相手植物の組織と結合して栄養分を吸収する。 代表的な植物にナンバンギセルがある。 下り坂もかなり急勾配だった。 女房が滑って尻餅をついて大笑い。 尾鷲神社近くから娘に電話をして迎えに来てもらった。 30分程娘の家で孫達と遊び、車を置いた場所まで送ってもらった。 余談 何処へ行く時にもお弁当はオニギリ3個入れている。 そして2個食べて1個は食べずに残す。 何故? 山調べで登る時には何事が起こるか解らない。 もし怪我をして歩けなくなったり、道に迷ってしまった時の非常食とする。 古道では人が多いのでその心配は無いが、長年の癖が出てしまう。
by hamabo-1m
| 2008-05-07 08:55
| 熊野古道
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